「斎(いつき)の人」 ─ 心を澄ませて生きるということ

「斎(いつき)の人」 ─ 心を澄ませて生きるということ

心が澄んだ人と話すと、
ふしぎと自分まで静かに整う瞬間があります。

言葉を交わしただけなのに、
空気がやわらぎ、
呼吸が深くなるような感覚。

それは、その人がまとう“在り方”が、
周囲の心に静かに響いているからかもしれません。



◆ 日々の暮らしが、心を澄ませていく

丁寧な食事。
やわらかな呼吸。
無理のない運動。
まっすぐな姿勢。

そうした日々の積み重ねは、
その人自身の“空気”を、少しずつ澄ませていきます。

神道では、
このような在り方を
「斎(いつき)」の姿と呼ぶことがあります。



◆ 斎(いつき)とは、生き方そのもの

斎とは、
特別な儀式を行うことだけを指す言葉ではありません。

日々の暮らしそのものが禊となり、
心の波を静かに整えていく生き方。

何かを強く求めるのではなく、
今を丁寧に生きること。

その積み重ねが、
人の内側を澄ませていくのです。



◆ 佇まいが、周りを整えていく

斎の人のそばには、
やわらかな風のような気が流れています。

言葉で教えるのではなく、
正そうとするのでもなく、
ただ“在る”ことで周囲を整えていく。

その佇まいには、
人の心を自然と静める力があります。



◆ 和魂(にぎみたま)が放つやさしい光

神道には、
「和魂(にぎみたま)」という言葉があります。

穏やかで、
まわりの心を和ませ、
世界をやさしく照らしていく魂の働き。

斎の在り方は、
この和魂のはたらきが
日常の中にあらわれた姿ともいえるでしょう。



◆ あなたの航路を照らす人

あなたの周りにも、
そっと空気をあたためてくれる人が
いるかもしれません。

その存在はきっと、
あなたの人生の航路を照らす
大切な道しるべになるはずです。

── 現人神社にて、心を整える時間を。



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・祈りシリーズ 外伝「光を映すもの」

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