解体祓い

家を解体する前に、「解体祓い」をしましょう

建物の建築時は、建築前に地鎮祭、棟上げ時には上棟祭、竣工時には竣工祭と、いくつもの儀式が行われます。これと同じように、建物の解体時にも解体祓いという儀式を行います。住吉三神をお祀りする現人神社は仕事運向上の神社として有名ですが、解体祓い、地鎮祭などの出張祭典も承っております。

解体祓いとは?

家や建物を建築する際に地鎮祭や上棟祭を行う、ということは多くの方がご存知だと思います。一方で忘れられがちなのが、建物を解体する時の祭祀「解体祓い(解体清祓ともいう)」です。
工事の安全と、新しい家での暮らしをいいものにする、家族の繁栄を願う。建築時の儀式は家の未来を安全で豊かなものにするため、大切にされるものです。その一方で、今まで快適に過ごしてきた家や建物を取り壊す時、感謝の気持ちを表すことも忘れてはいけません。
解体祓いを行って建物を祓い清め、家や建物の神様に、これまで長い間無事に過ごさせていただいたことを感謝しましょう。また、取り壊すことになった事情を神様にお伝えし、お許しを得るための儀式でもあります。

住まいの神様

地鎮祭といえば鎮守神、氏神といった土地の神様をお祀りする儀式ですが、建物に関係する神様はそれだけではありません。
「家宅六神(かたくろくしん)」といって、住まいを守る六柱の神々が知られます。

家宅六神(かたくろくしん)

  • 石土毘古神(イワツチビコノカミ)
  • 石巣比売神(イワスヒメノカミ)
  • 大戸日別神(オオトヒワケノカミ)
  • 天之吹男神(アメノフキオノカミ)
  • 大屋毘古神(オオヤビコノカミ)
  • 風木津別之忍男神(カザモツワケノオシオノカミ)

『古事記』では、イザナギとイザナミの神産みの際、最初の大事忍男神(オオゴトオシオノカミ)を生んだ後にそれぞれ順番に生まれたとされています。ほかにも、台所の神、トイレの神、水の神など、家のあらゆるところに神様は宿っており、さまざまな神様が住まいの守り神として、長年家を安全に守ってくださっています。その感謝を忘れず、解体祓いを行いましょう。

家や建物に関するお祓いは神社へ

家を建てる時、完成した時、また解体する時、それぞれが節目にあたります。節目に神様へ感謝することを忘れずに、祭祀を行いましょう。
多くの神社では、新築・中古住宅の家祓いも行っています。
解体祓いほか、建物に関するお祓い・ご祈願については現人神社にご相談を。
仕事運向上、商売繁盛のご祈願など、通常の社頭祈願祭も承っております。神社社務所までお問い合わせください。
お問い合わせ
< 現人神社社務所 >
〒811-1253 福岡県那珂川市仲3丁目6-20

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